
先日、「フィードバックの受け方」についてご相談がありました。
研修メニューとしては、
上司の「フィードバックのしかた」は鉄板です。
ただ、実はそれと同じくらい大事なのが、
部下の「フィードバックの受け方」だと思っています。
フィードバックの後、
どんなアウトプットを持ってくるのか。
どんなふうに行動が変わるのか。
ここには、部下本人の実力がかなり如実に表れます。
もちろん内容にもよりますが、
1回のフィードバックで、
上司が求めていたものと同等のものを持ってくるのは
相当優秀な部下です。
残念ながら、多くの場合は、そうはいかないですよね。。。
だからこそ、
フィードバックには「粘り強さ」が求められます。
ただ、ここで忘れてはいけないのは、
コミュニケーションの責任は、
話し手と聞き手の両方にあるということ。
話し手は、相手にわかりやすく理解できるように伝える。
聞き手は、正しく理解できるように聞く。
お互いの努力とスキルが必要です。
特に聞き手については、言われたことに
「はい、わかりました」で終わらせないことが大切です。
突っ込んで聞く。
自分の理解を言葉にして返してみる。
ちなみに私は、かなりしつこく聞くタイプなので、
時々嫌がられることもありますが(笑)。
一方で、最近では経営環境の変化もあり、
マネジメントの難易度が年々上がっています。
その分、上司の負荷も確実に高まっています。
この状況を属人的な個人戦にしてしまうと、
「できる上司はできる、できない上司はできない」という構図になり、
上司自身がつぶれてしまったり、
いわゆる「上司ガチャ」で、
部下の環境が大きく左右されてしまうことにもなります。
もちろん、組織形態の見直しやDXなど、
仕組みで解決していくことも大切です。
ただ同時に、部下にも
「コミュニケーションは双方の責任である」
という認識を持ってもらい、
そのためのやり方を身につけてもらうことも
必要なのではないでしょうか。
責任を押し付け合うのではなく、
上司は、部下が受け取りやすいフィードバックをする。
部下は、上司に感謝しながら、それを自分の成長の糧にする。
本来、そういう関係でありたいものです。
自分が上司になってみて、初めて
「上司の気持ち」がわかる。
もちろん、それ自体は自然なこと。
ただ、今の時代、
それでは遅いのかもしれません。