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「静かな退職」を防ぐ心のエネルギー

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やるべきことは最低限こなすけれど、
それ以上は踏み込まない―
いわゆる「静かな退職」が
働く人たちの間に広がっていると言われます。

そんな中、注目されているのが「心理的資本」です。
心理的資本とは、挑戦しようとする意欲を持ち、
困難に直面しても前進しようとする“心のエネルギー"のこと。

人的資本(スキルや知識)や社会的資本(人とのつながり)と並び、
エンゲージメントに大きく影響する重要な要素です。

心理的資本はHEROで構成されます。
・Hope(希望)
・Efficacy(自己効力感)
・Resilience(回復力)
・Optimism(楽観性)

中でも土台となるのが「Efficacy」(自己効力感)。
自分ならできる、という感覚。
いわば“自分への信頼"です。

これは生まれつきの性格と思われがちですが、
実は後天的に開発することができます。

そして、鍵を握るのが、上司の関わり方。
ほんの少しの言葉や任せ方が、
その人の「できるかも」を静かに
でも確実に育てていきます。

私自身、20代の営業時代、
なかなか結果が出ず、自信を持てない時期が続いていました。
周りの先輩の動きを見ても、
「なぜうまくいっているのか」が分からない。

手応えのないまま、次第に自信と熱意を失い、
どこか委縮しながら仕事をしていたのを覚えています。
気づけば、お客様と少し距離を置くようになっていました。

そんなとき、上司が提案に至るプロセスを
実際の商品を手に取りながら一つひとつ言語化し、
伴走してくれたのです。
「ここはいい視点だね」「次はこう考えてみようか」。

その関わりの中で、点と点がつながるように
「こうやればいいのか」と腹落ちした瞬間がありました。
その感覚はやがて、「自分にもできるかもしれない」
という確信に変わっていきました。

そしてもう少し、この仕事で踏み込んでみよう。
この職場で頑張ってみよう。
そんな前向きなエネルギーにつながっていったのです。

・結果だけでなくプロセスを認める
・小さな成功を言葉にして認める
・少し背伸びすれば届く仕事を任せる など・・・
日々の地道な関わり方で人の内側に影響を与えることができます。

そのためには、「この人ならできる」と信じて関わること。
地道ですが、その積み重ねが
静かに離れかけた心を動かすのかもしれません。

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