先日、とある企業で人材開発を担当している方から、
「ちょっと話を聞いてもらいませんか？」と
突然ご連絡をいただき、
お話をうかがいました。
その方は今の会社に転職されて１年弱。
人事部の経験は過去にありましたが、
人材開発の担当は初めての経験とのことでした。
やらければならないことはたくさんあるし、
やってはいるのだけれど・・・。
ご自身の納得感とやらなければならないことに
ギャップがあるようです。
お話をうかがっているうちに、
『「キャリア自律」って本当に必要なんでしょうか？
現場の人と話しているうちによくわからなくなりました』と。
その方は優秀ですから、
もちろん、理屈（頭）では理解しています。
でも、心が納得していないんですね。
現場の立場から、そして組織で働くひとりの人として、
役割としてやらなければならないことに向き合っている。
それゆえの苦悶。
人事の分野は良くも悪くも、
最近、流行り廃りが目まぐるしく、
流行りのバズワードに一斉に企業が走り、
結局、うまく活用できなかったり、
組織に浸透しなかったりということも多く見られます。
いかにやるか？という手段だけでも、
世間で言われている当然の理屈だけでも、
人や組織は動きません。
ご本人は大変そうですが、
これはとても重要なプロセスに思えます。
この方の頭と心のカオスを通して、
この会社における本当の課題が見え、
現場の人達に、
自分の言葉で語れる日が来ると思うのです。
カオスでの苦悶を
心から応援したいと思いました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
◆ドラムサークルを取り入れた内定者研修
「音楽の力」で同期のチームワークを育み、
内定辞退を防ぐ！
https://makoto-mg.co.jp/blog/?p=187
『ドンドコちゃんねる』 でインタビューいただきました。
是非ご登録どうぞ！
https://www.youtube.com/watch?v=v6S7zXiqjMM