
先日、環境経営学会にて、修士論文を学会発表しました。
テーマは、「中小企業における外国人技術者活用」。
博士課程と違い、修士課程では、
学会発表は学位取得の条件ではありませんし、
全く足を踏み入れたことのない世界。
先生にお声を掛けていただいた際には
とても不安で、正直悩みました。
ChatGPTにも相談し(笑)、エントリーを決意。
私にとっての「小さなチャレンジ」でした。
最近知りましたが、ChatGPTはユーザーを否定しないとのこと。
確かにそうだ・・・。
結果、参加してみて、とてもよかったと思いました。
会場の雰囲気は思った以上に温かく、
多角的な視点から知的な刺激を大いにいただく場になりました。
その後の懇親会も、他大学の先生や学生、
経営者の学会員など様々な方々との出会いを楽しめました。
「小さなチャレンジ」の心理的効用の1つは、
『有能感』を高めることができることです。
『有能感』とは、私ならやればできる!という感覚です。
この積み重ねが、
自分の未来に対するポジティブさを高めてくれると言われています。
そもそも、
「50にもなって大学に行くなんて大丈夫かな?」
「仕事と両立はできるかな?」
という不安を振り払っての「小さなチャレンジ」。
行ってみたら、同級生も年上の方もいましたし、
みんな忙しい方でした。な~んだ・・・。
みんないい意味で大人で、いい関係です。
ちょっと一歩踏み出すと、
踏み出す前には見えなかった次の機会が
また見えてくるのだと思います。
さて、研究について。
博士課程への進学はしませんが、
これからは、誰かの役に立てるよう、
実務に活かしていきたいと思います。
今回、テーマとしたDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)については、
目に見える個性(国籍、性別、年齢等)の多様化で留まらずに、
目に見えない個性(経験、スキル、価値観等)の多様性を
組織で活かせたときに業績へのプラスの影響が出ることが
既に多くの研究から明らかとなっています。
事例企業においては、
人材不足という構造的課題に対応しながら、
技術者一人ひとりと組織をどう強くしていくか、
企業ごとの努力が見られました。
近年、非財務情報の開示の義務化が進む中で、
義務感でとりあえず数値を整える企業と
自社なりの意味づけを持ち、取り組んでいる企業と
二極化が広がっています。
混沌とした時代においては、
次々に新たな言葉がそれぞれの解釈で流行り、
あっという間に消費されていきます。
自社はどこを目指し、どのような組織を創るのかが
一層大切になるのではないかと考えます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
◆ドラムサークルを取り入れた内定者研修
「音楽の力」で同期のチームワークを育み、
内定辞退を防ぐ!
https://makoto-mg.co.jp/blog/?p=187