
先日、とある企業様でのこと。
この企業は、循環型社会実現に貢献する事業を長年されていますが、
新たな価値を創る戦略を実行できなければ、
競合がどんどん増える中、
価格競争の渦に飲み込まれてしまう状況です。
そんな中、再度、社長方針が発表され、
全国の部長が年度計画修正をするにあたり、
ワークショップを開催しました。
もちろん、責任ある立場の方々なので、
業績目標達成に向けて、
自分がやらなければ!という責任感はとても強いです。
ただ、こんな姿勢が垣間見られます。
・社長方針だから、当然やらなければならない。
・営業はお客様の要望(多少の無理も承知)を聞き、
それを技術は忠実に形にする(多少の無理も承知)べき。
求められる役割にはとても忠実なんですが・・・。
ワークショップを通して、営業側からも技術側からも
『自分達は「内向き思考」だと改めて気づかされた』
との声が挙がりました。
「内向き思考」はひとりひとり自覚がしづらく、
組織の新たな視点や発想、行動を阻害していきます。
いかに、目先の求められる役割を越えていくか?
部長が変わらないと戦略の実行、
新たな業績目標達成は難しい。
会社の外側を向いてこそ、
自分達の目標や仕事の「意義」が見え、
新たな視点や発想、行動が生まれてきます。
そして、働く「誇り」を実感できるのではないでしょうか。
年度計画をブラッシュアップしながら、
部下には目標数値だけでなく、
その目標の「意義」、
目標達成することがどんな「誇り」につながるのか、
是非伝えていただきたいと最後にお伝えしました。
上意下達のコミュケーションだけでは、
内向き思考になりがちです。
戦略実行力を高めるための機会を是非創りましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。