あなたは、「女らしさ」「男らしさ」というと
どのようなイメージやキーワードが思い浮かびますか?
最近読んだおススメの1冊、
「女らしさは誰のため?」(ジェーン・スー、中野信子著)。
さすが、コラムニストのジェーン・スーさんと脳科学者の中野信子さん!
お二人が対談形式で、日本の社会規範や社会構造に洞察力鋭く、
切り込んでいきます。
読後のスッキリ感がなかなかです(笑)。
私も女性ゆえに
「そうそう、私もそう!」とか、
「当たり前すぎて疑問にも思わなかったけど、言われてみると変!」
なんて思いながら、あっという間に読み終えました。
印象的だったのが、
『「らしさ」は役割と権力が生み出す』というくだり。
立場が人の発言や行動を創るわけで、
確かに、承久の乱で鎌倉武士を煽って指揮したのは北条政子。
だから、女性が他者の庇護の下から脱すれば、
「女らしさ」というものも今後どんどん変わっていくでしょう。
「女らしさ」「男らしさ」は
一見、普遍的なものにも見えがちですが、
所詮そんなものです。
「らしさ」を守っているほうが、
なんとなく周囲から期待される場所に自分がすっぽり収まれ、
波風も立ちませんが、
男女問わず、それに縛られると
自分本来の可能性を狭めてしまうことにもなりますし、
不毛な苦しさから抜け出すことができなくなるかもしれません。
社員の人生丸抱えの終身雇用が崩壊し、
企業における人事施策は、
社員が自律的にキャリアを形成するための支援へと
舵を切らざるを得ない時代となりました。
自律的キャリア形成の本質は、
自分は何がやりたくて、自分は何ができるのか?
それを会社からの期待とどうすり合わせていくのか?
だから、「女らしさ」「男らしさ」よりも
「自分らしさ」の方が大事。
そして、「自分らしさ」を自分がちゃんと理解して、
どう活かしたら、周りの人達に喜んでもらえるのか?を
考えたほうが幸せな人生を送ることができるのではないでしょうか。
女性部下のマネジメントをされている方、
「どうして女性は管理職になりたがらないの?」と疑問に思われている方、
自分の生き方やキャリアを模索している女性、
楽しく読めて、今後へのヒントになり得る1冊ではないかと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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