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自分なりの「あるべき姿」のイメージを持つ

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NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が佳境を迎えています。
登場人物が丁寧に描かれ、
ひとりひとりの魅力が生き生きと伝わってきます。
非情な権力闘争の末、
13人やその周囲の人々がどんどん消されていく展開ですが、
登場人物ひとりひとりが魅力満載な故、
消されていく場面では、ついつい感情移入してしまい、
こんな風に歴史を見られたら、
学生時代は日本史が大好きになっただろうな・・・と思います。

今回の主役は、
大河ドラマに珍しいダークヒーロー、北条義時。

義時は生まれつきダークだったわけではなく、
もともとは田舎の素朴な青年。
厳しい時代背景の下、
源頼朝の家来となって天下を収めるやり方を
時には反発もしながら、頼朝から学んでいきます。
つまりは、頼朝のOJTにより執権にまで上り詰める
成功の物語です。

田舎の素朴な青年時代から、
漆黒の執権となるまで、
主演の小栗旬さんの変貌ぶりはさすがです。

厳しい時代背景の下、
義時が執権にまで上り詰めたということは
頼朝の非情なやり方は、正解であったとは言えるでしょう。

どの時代においても、近くにいる上司の影響力は
その人の成長やキャリアを大きく左右します。
特に、マネジメントについては、
自分が受けてきたマネジメントを真似る傾向があり、
どのような環境でどのような上司からマネジメントを受けたのかが、
その人のマネジメントスタイルを左右すると言っても
過言ではありません。

さて一方、日本のプロ野球では日本シリーズ真っ最中ですが、
最近の強いチームの監督はメジャーリーグ経験者が多いように思います。

おそらく、様々な文化のチームで
様々なやり方のコーチ・監督の下、
プレーをしてきた経験がマネジメントの球種を
増やしているのではないかと推察されます。

たまたま時代に合った、
そのチームの状況に合ったやり方の上司に
出会った方はラッキーです。
でも、自分が上司となる頃には、
また時代もチーム環境も変わっている恐れもあるので、
自分が見てきたもの=唯一の正解ではなく、
様々な素材に触れ、
自分なりの「あるべき姿」のイメージを明確に持つことが
必要なのではないでしょうか。

その素材は、他部署かもしれないし、他社かもしれないし、
異業種かもしれないし、海外かもしれませんね。

これは、ひとりひとりのキャリア開発でも
リーダーシップ開発でも同様です。

広い視野で、深く掘り下げながら、
「あるべき姿」を明確にしていきましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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