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真経営のブログ

チーム リーダーシップ 組織開発

私、どこに合わせる?

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このところ、いろいろなスポーツで、
日本代表選手(チーム)が大活躍されている報道が多いですね。
子供の頃から世界を目指し、
世界の一流選手と肩を並べて、
活躍できる選手がどのスポーツでも本当に増えました。

ところで、ラグビー日本代表のヘッドコーチに
エディー・ジョーンズ氏が再び就任されました。
前回2012年にヘッドコーチに就任された際には、
日本人は身体的に世界では敵わないという常識を覆し、
日本代表を世界で戦えるチームに変えていきました。

エディー氏の著書の中で、
「ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン」に
触れた一節があります。

ちなみに、ラグビー界でこの言葉を使うのは日本人だけのようです。
私の世代ですと、
ドラマ「スクール・ウォーズ」を思い出します(笑)
おそらく、ドラマがきっかけで定着した言葉なのでしょう。

エディー氏は、ラグビーの本質を表す言葉として
この言葉を認めながらも、
日本では「ワン・フォー・オール」ばかりが強調されている、
つまり、集団主義的な面ばかりが
強調されていることが問題と指摘しています。
才能豊かな選手に合わせて周りが動く、
「オール・フォー・ワン」が全く無視されていると。

私は、これこそ、日本における
ダイバーシティ&インクルージョンの課題なのではと
感じています。
その人の良さを活かしたリーダーシップが
発揮しきれずに(発揮させずに)、
みんなのレベルに合わせて(合わさせて)しまう。

研修や会議においても、
能力に個人差があるのは大前提として、
能力の高い人が全体を引っ張らず(引っ張れず)、
周りの空気を読んで、
自分のスタンスを決めてしまい、
その結果、みんなで低いレベルに留まる場面をよく目にします。
その方が安全だからです。
会社の組織風土がこんなところにも如実に表れます。

だから、会社組織においても、
「オール・フォー・ワン」が機能するようになると、
この人、こんな力持ってたの!?とか
この人、こんな熱意を秘めていたの!?なんて、
びっくりすることがありますし、
チーム全体のパフォーマンスも
ぐっと高まります。

メンバーの持っている力を信じて、
「オール・フォー・ワン」が機能する風土をつくることが
持てる力を余すことなく成果を上げる上で
とても重要です。

今後のエディー氏の指揮と
日本代表チームの更なる進化と活躍がとても楽しみですね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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