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真経営のブログ

キャリア開発 コミュニケーション

よき支援者は、よき当事者

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先日、3年次社員のキャリア研修をおこないました。
ご本人としては、この2年間
仕事を覚えるのに必死だったことでしょう。
一度立ち止まって、これまでを振り返り、
この先のキャリアビションを考える時間としました。

仕事や職場にも慣れてきて、
少しずつ自分主導で仕事を回せるようになり、
そろそろ自分のキャリアに迷いや不安が大きくなる頃。
袋小路にはまってしまう前に、
視野を広げて考えるとてもよいタイミングです。

必死だった2年間でも、
できるようになったこともたくさんあり、
それを言語化していく作業は
今後につながる豊かな時間です。
エネルギーがぐっと上がって、
職場に戻られた方が多かったです。

さて、職場に戻ってみると・・・
若手社員のキャリアビジョン実現の一番の支援者は上司。
ただ、上司の若い時代は、
自分自身でキャリアを考えるなんて経験は
あまりありませんでした。

1on1面談もだいぶ一般的になりましたが、
若手社員からキャリアについて相談されても、
「みんな不安はあるから大丈夫!」とか
「自分の若い頃は~以下、武勇伝」とか
「今の仕事に不満があるの??」・・・となってしまうことも。

若手社員はいたって前向きで、
問題意識があるからこその相談なんですが・・・。

より有益な面談のために、
上司が「傾聴」などのテクニカルな部分を
トレーニングすることも大切なのですが、
キャリアについての基礎知識をつけ、
自分自身のキャリアについて考える機会も重要です。

キャリアは1回考えたら完成ではなく、
節目節目で考え直していく必要があります。
実際に、キャリア支援に力を注いでいる企業では、
年代ごとにキャリアを考える機会が体系化されています。

立ち止まって自分を振り返る時間や
他者とキャリアについて対話する時間は
自分を知る貴重な機会。
それをやらないと、人間って、
「自分のやりたいこと」へのセンサーが退化するのです。

上司が仕事の遂行面だけでなく、
キャリアの面でも支援者となっていただけると、
若手社員との信頼関係も深まっていくと思います。
上司にも当事者として自分のキャリア(人生)を考える
機会をつくっていきましょう。
上司のこの先の人生も長いのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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