リモートワークが進み、
このところ、「ジョブ型」雇用の話題が
取り上げられていますね。
評価の基準をどのように変えたとしても、
とても重要なのがフィードバックです。
なぜこのような評価だったのか?という
透明性と納得性を担保するためには、
面談等を通したコミュニケーションが欠かせません。
最近では、1on1という部下の成長にフォーカスした
タイムリーな面談も流行っていますね。
部下をお持ちの方の多くは面談をされていると思います。
面談で、部下が沈黙してしまうという場面に
出会われたこともあるのではないでしょうか?
部下をお持ちの方の中には、
「部下の沈黙」が苦手と言われる方も多く見られます。
人間誰しも、自分の予想や期待とは違う
相手の反応には居心地が良くないものです。
芸人さんで言えば、「スベル」といった状況でしょうか。
この場をなんとか立て直さねば!と
必死になってしまったりします。
ただ、「沈黙」には良い・悪い含めいろいろな意味があります。
まず、良い沈黙には、
真剣に考えている意味の沈黙があります。
この沈黙は大切なので、焦って上司が畳みかけ
答えを与えてしまったり、
思考停止させてしまったりするのはもってのほか。
部下が口を開くまで、じっくり待ってあげるまでです。
一方で、悪い沈黙には
問われている意味がわからない、
どう考えていいかわからないというもの。
これについては、更にわかりやすく説明する、
ヒントを与えるなどのサポートをしてあげれば大丈夫です。
そして、最悪なのは
抵抗の意味の沈黙です。
これについては、納得がいっていないとか
答えると責められるから保身している等の
心理的な背景が影響しています。
かなり根深いものなので、じっくり向き合う必要がありますね。
沈黙の意味は、部下の態度や表情からなんとなくは
読み取れるものですが、もしわからなかったら、
軽いトーンで理由を聞いてみてはいかがでしょうか?
また、部下の沈黙に直面した時に、
ご自身がどのように反応したか?
ご自身を振り返る機会になるのではないかと思います。
そわそわ落ち着かないのであれば、
その部下に苦手意識があり、何考えているかわからないとか、
日頃忙しくて関われず、自身のマネジメントに自信がないとか。
逆に普段から信頼関係が築けていれば、
沈黙にもどっしりと向き合えたりします。
沈黙自体にはいろいろな意味がありますが、
自分の心のあり様が沈黙を意味づけている場合もありますね。