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出る杭が得する組織を目指して

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本日は、最近読んだ1冊のご紹介です。
「安心社会から信頼社会へ~日本型システムの行方」(山岸俊男著)。

人を信じるとはどういうことか?から始まり、
これから、日本が信頼社会を構築するためにはどうしたらいいかを
示唆している1冊です。

「日本人は~」とか、「日本社会は~」と
なんとなくの印象や刷り込みで語ることが多いですが、
実験などを通して、日本人や日本社会を丁寧に分析していく点、
とても興味深いです。

例えば、「日本=集団主義」「アメリカ=個人主義」という
お決まりのイメージ。
本書の実験によると、アメリカ人よりも、
日本人の方が個人ひとりひとりは、
個人主義であることが明らかになります。

じゃあなぜ、普段の日本人は集団主義なのか?
集団主義に振る舞った方が、自分にとって得(損しない)する、
つまり、安心を得られる社会システム(仕組み)があるからということ。

しかし、環境変化により、
皆が一緒に安心を得られるシステム(仕組み)が
今どんどん崩壊している中で、それを守ろうとするのは、
コストがかかり過ぎて非現実的。
だから、個人が自律しながら、
信頼社会を構築するための新たなシステム(仕組み)をつくる必要があると
筆者は説いています。

これまでの日本人の集団主義は、つくられたものかもしれないと思うと、
私自身、また新たな視点や可能性が見えてきました。

企業にあてはめて考えると、例えば、「終身雇用」。
安定的生活基盤のもと、安心して仕事に取り組めるメリットがある一方、
集団主義に振る舞って、組織の中で目立たないでいた方が、
最終的には得する安心を得られるシステム(仕組み)。

そう考えると、システム(仕組み)を変えれば、
いい意味で個人がのびのびと力を発揮できる。
まだまだ、日本には伸びしろがある!と改めて確信を強めました。
そして同時に、透明性の高い信じられる会社、
メンバーを信じ合える職場をつくっていくことです。

社内で自らキャリアを選び、構築できる制度を充実させる
企業様も増えてきました。
私自身も自律的キャリア構築を支援するお仕事が増えています。
働く人たちには、もっともっと自信をもって
自分の強みを発揮してもらいたいと心から応援しています。
出る杭が得する組織を目指して。。。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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