変化の激しい経営環境においては、
上司の指示を待つのではなく、
自分達で考え、学び合い、
常に変化していける組織でなければなりません。
ただ、上意下達の風土はかなり強固です。
上からの方針や指示について、
聞いた時点でそういうものなんだと思考停止して
それ以上考えないことが常になっています。
だから、自分の言葉で説明ができない。
言われたこと以外の工夫やアレンジができない。
うまくいかないと方針や指示のせいにする。
このような現象が起こりやすいのです。
上意下達でこれまで育ってきた会社では、
管理職の方々にさえこのような片鱗が見られます。
上意下達の風土のもとでは、
自分達で考えたことを発言すると、
面倒くさい奴と思われたり、
批判されて終わってしまったり・・・、
というような経験から、
指示命令にはとにかく、従っておいた方が賢明!と
経験から学び、当たり前となっていきます。
だからそのような風土を変えるためには、
まずは「自分達で考える楽しさ」を
味わってもらうことです。
踏み出した最初の一歩について「やってよかった!」
「やってみたら意外と楽しかった!」と
思ってもらえるのが、大切なポイント。
新たなことをやって嫌な思いをすると
組織としてトラウマとなってしまい、
再度のチャレンジには
更なる大きな拒否反応が出てしまいます。
(どんなテーマにおいても)
変化することは誰でも億劫で怖いものです。
まだ見ぬ新たな世界への一歩はそれらを超える
「楽しさ」へ心が動くことです。
昨年から、全社のQC活動にチャレンジされている
製造業のお客様がいらっしゃいます。
QCというと目新しさはないかもしれませんが、
実は歴史を紐解くと、
日本におけるQCは組織開発のメインストリーム。
少しずつですが、会社が動き始めています。
私は手法や仕組みからだけでなく、
「皆で考える・学び合う楽しさ」をいかに得て、
現場行動への原動力につなげていただけるか
学びの設計に力を入れています。
人間は誰でも知的好奇心があることを信じています。
そして、このお客様の会社が動き始めている大きな理由は、
粘り強くコミットしてくださる推進リーダーの存在です。
現場における地道な働きかけには敬服です!
外側から一方的に力をかけてもそれは一時的な変化。
内側からと外側からの力がうまく融合してこそ
推進力が高まります。
まだ見ぬ新たな未来へ想いを馳せながら、
現場への定着に向けベストを尽くしてまいります!
◆ドラムサークルを取り入れた内定者研修
音楽の力でチームワークを育み、
内定辞退を防ぐ!
https://makoto-mg.co.jp/blog/?p=187
◆SNSのように、相互学習動画で学ぶ
『管理職・OJTリーダーのためのOJT入門』
<ご説明動画>
https://vimeo.com/572364960
<サンプル>サンプルへのコメント書き込みもご体感ください!
https://m.umu.co/course/?groupId=168914&sKey=4d742066b149d74980b75dbdcbca3704
研修室に集合しなくても、動画を通じて、
・アウトプットの場がある
・そのアウトプットにフィードバックがある
・他者との擦れ合いがある
を実現できます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。