緊急事態宣言が解除され、
文化の秋!スポーツの秋!ということで、
延期も多かった学校行事の実施が
だいぶ戻りつつありますね。
我が家の子供も、今週の体育祭には、
なぜか?!レアルマドリードのユニフォームを
クラス全員で揃え、
今までできなかった思い出作りを楽しんでいました。
膝を擦りむいてまでもガチ勝負したようで、
いや~、青春ですね!
さて、そんなつかの間の解放感の中で、
今日ご紹介する書籍は、
日向野幹也著『高校生からのリーダーシップ入門』です。
日向野先生は、立教大学や早稲田大学等で
リーダーシップ開発プログラムを展開してこられた方で、
変化のスピードが猛烈に速く、複雑で多様化した現代において、
「権限によらないリーダーシップ」を提唱されています。
今や、1人の権限あるカリスマにみんなで追従するよりも
ひとりひとりがリーダーシップを発揮できるチームが強いのです。
ただ、「権限によらないリーダーシップ」は、
いきなりリーダーシップを発揮しようとしても、
「なんであなたの言うこと聞かなきゃいけないの?」と
言われかねない、リーダーの真価が問われる難易度が高いもの。
社会人になると、
どうしても役職(権限)がある人による
固定的なリーダーシップとなることが多く、
「上司が言うからな‥」「お金もらっているからな‥」と
強制力が働くシステムの中で仕事をすることになります。
だから、学生時代のクラスや部活動を練習場として
どんどん練習していきましょう!
学び始めは早い方がいいよ!と背中を押してくれます。
そして、リーダーシップに不可欠な3要素を
① 目標設定・共有
② 率先垂範
③ 同僚支援
と非常に明快に提示されています。
私も学生時代は、ソフトテニス部でキャプテンをやっていましたが、
今振り返れば、全部ひとりで抱え込んでしまい、
つまりは、①がうまくいかず、リーグ降格という
部の歴史に汚点を残した苦い経験があります。
今となっては、いい経験になってはいますが。。。
さて、この1年半で学校の授業は、
オンラインへの代替が進みました。
ただ、経験から学ぶべきリーダーシップやチームワークのような
非認知能力については、オンラインでは限界があります。
私も親の立場から、この秋には、学校行事を通して、
今しかできない学びを楽しく経験してほしいと思っています。
日本のトップリーダーも変わったことですし、
秋の夜長にこの1冊で初心に戻ってみるのはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。