あけましておめでとうございます。
昨年は、誠にありがとうございました。
本年も、日頃の気づきや想い、お役立ち情報などを
書き綴って参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、昨年は新型コロナウィルスで、
働く環境や仕事のしかたが激変した方も多かったのではないでしょうか。
前々から変化の兆候はありましたが、
どっと背中を押すような1年で、戸惑っていられる方も多いと思います。
昨日、テレビで歴史作家の塩野七生さんのインタビューを拝見しました。
「ローマ人の物語」は読みましたが、ご本人の姿を見るのは初めて。
知的でエレガントで凛とした佇まい。本当にかっこいい方。
イタリア在住であるため、
そこから見えるコロナ禍の世界について
かつてのヴェネツィア共和国の感染症対策の事例も交えながら、
語られていました。
特に私にとって、印象的だった言葉をご紹介すると・・・、
「歴史はいつも予想しないことが起こるもの。それが歴史というもの。」
「今は階段で言えば踊り場。踊り場は呼吸を整えるところ。
自由さえあれば、そこから上に行ける。」
「自由とは失敗することを許して挑戦できること。」
「日本は完璧主義、減点主義を捨てるべき。」
歴史という時間軸、世界という空間軸で今の時代を捉える
言葉は俯瞰的で重みがあります。
確かに誰しも新型コロナのような経験はないけれど、
これはたった数十年生きてきた人生の中でのこと。
長い歴史から見れば、パンデミックは繰り返し起こってきた。
目先の不安に振り回され、視野狭窄にならないで
トライアンドエラーで知恵を創造していくたくましさが
社会でも人生でも仕事でも大切なんだなと力をもらえました。
さあ、たくましく2021年を踏み出しましょう!