先日、とある施設で介護スタッフの方々を対象に
ワークショップをやらせていただきました。
ワークショップの目的は、
① 介護という仕事の意義と患者様対応を考える
② 職場のコミュニケーションや後輩指導を振り返る
日々業務に忙殺されているので、一度立ち止まり、
考えていただく機会にしたのですが、
今日は、仕事の意義・意味づけとコミュニケーションについて、
ちょっとうんちくを垂れたいと思います。
まず、仕事について、「意義・意味づけ」を持つことは
人間だけの特権です。
動物には「意義・意味づけ」という概念や感覚はありません。
だから、これを感じない・わからない仕事を続けることは、
人間にとって拷問なんです。病みます・・・。
逆に言えば、「意義・意味づけ」を感じることで、
仕事を自分に手繰り寄せることができます。
「みんな、当事者意識を持とう!」と上司が鼓舞しても、
みんな踊らない所以です。
そして、もう1つ。
コミュニケーションは3つの層から構成されます。
実は、一番表層的なコミュニケーションの類が、
普段の仕事場面では多くの割合を占めています。
何を・誰が・どうやって・いつまでにやるのか(やったのか)という
行動やその進捗、やり方の指導に関する会話です。
この最も表層の会話、仕事場面では重要なものではありますが、
これを上位者から繰り返しているだけでは、
職場の信頼関係は構築できずに、
会話の裏では、保身、忖度、やらされ感…
いろいろな心理的葛藤が個々人の中に生まれていたりします。
皮肉にも行動や成果に結びつきません。
だから、行動を起こし成果を出すには、
コミュニケーションの中身がとても大切で、
手っ取り早くが利かない、時間がかかる所以です。
まずは、土壌をきっちり耕す必要があります。
ところで、今回はステキなご参加者でした。
介護の仕事は綺麗ごとではなく、忙しくかつ、
「老い」や「人生」に向き合う重く大変な仕事ですが、
皆さんの患者様やご利用者へのピュアな想いが、深い!
人生の終末に、周りの人達からどう関わってもらえるか、
ご本人の人生にとっては、
とても重要な意味を持つのではないかと感じました。
一部、ワークショップの感想をご紹介いたします。
・介護にとって、法人にとって、職場にとって、
大切なことを見直す機会となった。
・介護の仕事について深く考える機会となった、
初心に戻って職務にあたりたい。
・患者様個々にあった対応とスタッフ間の思いやりによって、
働きやすい職場づくりをしたい。
・スタッフ同士のコミュニケーションの大切さがわかった。
・スタッフの意見を講師が受け入れてくれるところがいい。
今後も皆さんの想いをどんどん形にしていただきたいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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